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最弱となった加ドルの回復余地を静観か

最弱となった加ドルの回復余地を静観か

最弱となった加ドルの回復余地を静観か
2025.05.06
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本日のポイント
  1. 独・非製造業PMI
  2. 米・貿易収支

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは58.0ドルまで約3.12%反発。一方の天然ガスは前日から2.3%低下し、3.59ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、唯一下落したパラジウムは、前日から1.07%低下し947ドル台まで値を下げた。

為替市場は、欧州時間から米国時間にかけて米国通貨が弱含んだ。加ドルは日本円に対し104.876から103.920まで下落。時間足20MAに沿っての下降が見られた。4時間足ではすでに20MAのサポートラインを下抜けており、日足ではボリンジャーバンド+3σタッチからの反落が入っている。本日の米国時間でも米国通貨が軟化するのか、注意したい。

本日の指標は、10:30に豪・住宅建設許可、16:35にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、16:55に独・非製造業PMI、17:00に欧・非製造業PMI、17:30に英・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、21:30に米・貿易収支、加・国際商品貿易、23:00に加・Ivey購買部協会指数、26:00に米・10年債入札が発表予定となっている。最弱となった加ドルの回復余地を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。