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対米ドルで下落したポンドの回復余地を静観か

対米ドルで下落したポンドの回復余地を静観か

対米ドルで下落したポンドの回復余地を静観か
2025.05.02
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本日のポイント
  1. 日・マネタリーベース
  2. 欧・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは前日から2.75%上昇し59.8ドルを回復。天然ガスも同様に上昇し、3.46ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべての銘柄が終盤にかけて上昇し、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から1.65%上昇。952ドルまで値を上げた。

為替市場は、英・4月製造業PMIが、前年比で前月の44.0から45.4に小幅上昇したにも関わらず、ポンドが対米ドルで下落した。ポンド米ドルは1.3344から1.3261まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では20MAに沿っての下落トレンドが継続しており、日足ではサポートされていた10MAを下回っている。

本日の指標は、8:30に日・雇用統計、8:50に日・マネタリーベース、日・対外/対内証券投資、10:30に豪・生産者物価指数、豪・小売売上高、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、欧・月例報告、18:00に欧・消費者物価指数、欧・雇用統計、21:30に米・雇用統計、23:00に米・製造業新規受注、米・耐久財受注(確報値)が発表予定となっている。対米ドルで下落したポンドの回復余地を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。