昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは約2.6%上昇し、64.5ドルを回復。一方の天然ガスは前日から0.8%の低下となり、3.16ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄は銅以外が下落となり、唯一上昇した銅は、前日から2.98%急騰。4.91ドルを回復した。
為替市場は、昨日発表された欧・4月消費者信頼感指数が、前月のマイナス14.5からマイナス16.7となったことで、ユーロが対円で下落した。他のクロス円が反発する中、ユーロ円は162.308から160.992まで下落。時間足20MAに沿っての下降が見られた。4時間足ではボリンジャーバンド+2σからの反落となり、日足では200SMAに沿って上値を切り下げている最中だ。
本日の指標は、15:00に英・公共部門ネット負債、16:30に独・製造業/非製造業PMI、17:00に欧・製造業/非製造業PMI、南ア・消費者物価指数、17:30に英・製造業/非製造業PMI、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、22:30に米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言、26:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、27:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表予定となっている。上値が重いユーロ円が欧州時間で回復するのか、方向性を注視したい。