先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは前日から約2.4%値を上げ61.4ドルまで回復。天然ガスも同様に小反発が見られた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から3.18%急騰。32.2ドルまで回復した。
為替市場は、NZドルが米国時間で強含んだ。NZドル円は82.254から83.804まで上昇。時間足75MAに下値をサポートされての反発が見られた。4時間足では20MAへのタッチで反発が入っており、日足ではボリンジャーバンド-3σからの反発が見られている。このままNZドルが対円で上昇していくのか、欧州時間での値動きに注目したい。
本日の指標は、13:30に日・鉱工業生産、15:30にスイス・生産者輸入価格、21:30に加・卸売売上高、25:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:00に米・ウォラーFRB理事の発言、翌7:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言が予定されている。週末に上昇したNZドル円の上値余地を慎重に見極めたい。