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年初来安値を更新した米ドル円の下値余地に要警戒か

年初来安値を更新した米ドル円の下値余地に要警戒か

年初来安値を更新した米ドル円の下値余地に要警戒か
2025.04.11
本日のポイント
  1. 米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言
  2. 独・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは59.7ドルまで約2.8%下落。天然ガスも同様に下落しており、前日から4.7%低下し、3.53ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したゴールドは、前日から約2.9%急騰。3,216ドルまで急騰し、史上最高値を更新した。

為替市場は、昨日発表された米・3月消費者物価指数(CPI)が、前年比で2.8%から2.4%に低下し、食品とエネルギーを除くコア指数も低下したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は147.693から144.016まで下落。時間足200SMAからの反落が入った。4時間足ではボリンジャーバンド-2σまで価格が低下しており、日足では年初来安値を更新。RSIが再び32まで下落している。

本日の指標は、8:50に日・マネーストック、15:00に英・月次GDP、独・消費者物価指数、15:00に英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・貿易収支、18:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:30に米・生産者物価指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言、24:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。年初来安値を更新した米ドル円の下値余地に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。