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加・雇用統計悪化にて下落した加ドル円の下伸性に警戒か

加・雇用統計悪化にて下落した加ドル円の下伸性に警戒か

加・雇用統計悪化にて下落した加ドル円の下伸性に警戒か
2025.04.07
本日のポイント
  1. 独・鉱工業生産
  2. 欧・小売売上高

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは62.3ドルまで約6.3%低下。天然ガスにいたっては前日から7.7%下落し、3.81ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかった銅は、前日から8.65%急落。4.39ドル付近へと下落した。

為替市場は、4日に発表された加・3月雇用統計にて、失業率が前月の6.6%から6.7%に0.1ポイント悪化し、雇用者数が市場予想の0.90万人に届かずマイナス3.26万人となったことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は104.116から101.885まで下落。時間足ボリンジャーバンド-3σを突破した。4時間足では20MAに上値をレジストされており、日足では75MAより下位での推移が継続している。

本日の指標は、8:30に日・毎月勤労統計‐現金給与総額、14:00に日・景気動向指数、15:00に独・鉱工業生産、独・貿易収支、英・ハリファックス住宅価格、18:00に欧・小売売上高、23:30に米・クーグラーFRB理事の発言、28:00に米・消費者信用残高が発表予定となっている。加・雇用統計悪化にて下落した加ドル円の下伸性に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。