昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅下落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場となった。原油WTIは66.3ドルまで約4.8%低下。一方の天然ガスは前日から3.3%上昇し、4.12ドル台まで回復している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日から5.02%下落。31.5ドルまで値を下げた。
為替市場は、下落した米ドルと対照的にスイスフランが強含んだ。米ドルフランは0.8817から0.8547まで下落。時間足ボリンジャーバンド-2σに沿っての下落トレンドが発生した。4時間足ではRSIが12まで低下。日足では昨年9月末以来の低水準まで下落している。このままスイスフランが勢力を維持していくのか、欧州時間での値動きに注目したい。
本日の指標は、8:30に日・全世帯家計調査、15:00に独・製造業新規受注、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、17:30に英・建設業PMI、21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、24:25に米・パウエルFRB議長の発言、25:00に米・バーFRB理事の発言、25:45に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。大幅下落となった米ドルフランの下伸性に注目したい。