昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは67.1ドルを回復。一方の天然ガスは前日から約2.09%低下し4.03ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、特に上げ幅の大きかったゴールドは、前日から0.88%上昇。節目の3,000ドルを突破し3,017ドルまで高騰し最高値を更新した。
為替市場は、日本円がアジア時間終盤から米国時間にかけて弱含み、終日最弱通貨となった。米ドル円は148.239から149.285まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-2σから+2σへと推移した。4時間足では20MAが下値サポートとして機能しており、日足ではレジスタンスとなっていた20MAを上抜けている。本日のアジア時間でも円安傾向が続いているため、クロス円の上伸性に注意したい。
本日の指標は、13:30に日・第3次産業活動指数、19:00に欧・ZEW景況指数、独・ZEW景況指数、欧・貿易収支、21:30に加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、米・輸入物価指数、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、26:00に米・20年債入札が発表予定となっている。最弱通貨となった日本円の回復性が見られるのか、欧州時間での値動きに注意したい。