先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは67.5ドルまで約0.8%上昇。天然ガスも同様に上昇となり、前日から約2.8%値を上げ4.1ドル台を回復した。主要貴金属5銘柄はすべてがマイナスとなり、特に下げ幅の目立った銅は、前日から0.85%低下。4.9ドルまで値を下げた。
為替市場は、終日オセアニア通貨が強含んだ。NZドル円は84.028から85.534まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが見られた。4時間足では200SMAを上抜けるかの最中におり、日足ではレジストされていた20MAを実体足で上抜けている。このままNZドルの勢力が維持されるのか、欧州時間での値動きに注意したい。
本日の指標は、9:01に英・ライトムーブ住宅価格、10:30に中・新築住宅販売価格、11:00に中・鉱工業生産、中・小売売上高、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・国際証券取扱高、米・小売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数が発表予定となっている。最強通貨となったオセアニア通貨の上値余地に十分警戒したい。