昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは66.3ドルを回復。一方の天然ガスは前日から約4.0%大きく低下。4.3ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく上向いたしプラチナは、前日から2.59%値を上げ、986ドルまで急騰した。
為替市場は、本日の政策金利発表を控えた加ドルが対円で上昇した。加ドル円は101.380から102.787まで上昇。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足ではボリンジャーバンド-2σから中心線へと回帰している一方、日足では10MAに沿っての下落トレンドが継続している。
本日の指標は、8:50に日・第1四半期景況判断BSI、17:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・消費者物価指数、22:45に加・BOC政策金利と声明発表、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、23:30に米・週間原油在庫、加・マックレムBOC総裁の記者会見、26:00に米・10年債入札、27:00に米・財政収支が発表予定となっている。BOCにて加ドルの上値が重くなるのか、指標発表後の値動きに警戒したい。