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続落したクロス円の円高傾向に警戒か

続落したクロス円の円高傾向に警戒か

続落したクロス円の円高傾向に警戒か
2025.03.11
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本日のポイント
  1. 日・全世帯家計調査
  2. 英・BRC既存店売上高

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは65.8ドルまで約1.3%下落。天然ガスにいたっては前日から3.9%低下。4.4ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となっており、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日から0.97%下落。32.1ドルまで値を下げた。

為替市場は、全般的に円高傾向となり、米ドルが対円で下落した。米ドル円は147.851から146.639まで下落。時間足20MAに沿っての下降が見られた。4時間足では10MAに上値をレジストされており、日足ではボリンジャーバンド-2σまで価格が停滞している。このまま米ドルが対円で軟化していくのか注視したい。

本日の指標は、8:30に日・全世帯家計調査、豪・westpac消費者信頼感指数、8:50に日・実質GDP二次速報値、日・GDPデフレータ、日・マネーストック、9:01に英・BRC既存店売上高、9:30に豪・NAB企業景況感、15:00に日・工作機械受注、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、23:00に米・JOLTS求人件数、26:00に米・3年債入札が発表予定となっている。続落したクロス円の円高傾向に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。