昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは71.7ドルまで低下。一方の天然ガスは約7.3%上昇し、4.32ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく低下したパラジウムは、前日から0.95%下落し節目の1,000ドルを下振れ994ドルまで値を下げた。
為替市場は、米国時間で円高が進行した。加ドル円は107.337から106.344まで下落。時間足200SMAのサポートラインを大きく下抜けた。4時間足ではボリンジャーバンド-3σまでの下落となっている。なお本日のアジア時間ではさらに下値を更新しており、すでに105.619まで加ドルが軟化しているため、米国時間でのさらなる加ドル円の下落に警戒したい。
本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、9:30に豪・雇用統計、10:00に中・ローンプライムレート、12:00にインドネシア・経常収支、16:00に独・生産者物価指数、19:00に欧・建設業生産高、22:30に米・新規失業保険申請件数、加・鉱工業製品価格、米・フィラデルフィア連銀景況指数、米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、24:00に米・景気先行指数、欧・消費者信頼感指数、26:00に米・週間原油在庫が発表予定となっている。進行した円高の持続性に注目したい。