loading
search

進行した円高の持続性に注目か

進行した円高の持続性に注目か

進行した円高の持続性に注目か
2025.02.20
本日のポイント
  1. 加・鉱工業製品価格
  2. 米・景気先行指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは71.7ドルまで低下。一方の天然ガスは約7.3%上昇し、4.32ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく低下したパラジウムは、前日から0.95%下落し節目の1,000ドルを下振れ994ドルまで値を下げた。

為替市場は、米国時間で円高が進行した。加ドル円は107.337から106.344まで下落。時間足200SMAのサポートラインを大きく下抜けた。4時間足ではボリンジャーバンド-3σまでの下落となっている。なお本日のアジア時間ではさらに下値を更新しており、すでに105.619まで加ドルが軟化しているため、米国時間でのさらなる加ドル円の下落に警戒したい。

本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、9:30に豪・雇用統計、10:00に中・ローンプライムレート、12:00にインドネシア・経常収支、16:00に独・生産者物価指数、19:00に欧・建設業生産高、22:30に米・新規失業保険申請件数、加・鉱工業製品価格、米・フィラデルフィア連銀景況指数、米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、24:00に米・景気先行指数、欧・消費者信頼感指数、26:00に米・週間原油在庫が発表予定となっている。進行した円高の持続性に注目したい。

author

著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。