昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が祝日により休場となり、金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは71.4ドルまで上昇。一方の天然ガスは前日から約0.8%下落。3.57ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落した銅は前日から約1.0%低下。4.59ドル台まで値を下げた。
為替市場は、欧州時間から米国時間にかけて日本円が最強通貨となった。フラン円は169.348から167.895まで下落。時間足200SMAのサポートラインを一時的に下抜けた。4時間足では20MAを実体足で下抜けており、反発トレンドが崩れている。日足では20MAに沿っての下落トレンドが、先月9日から継続している状況だ。
本日の指標は、12:30に豪・RBA政策金利と声明発表、13:30に豪・ブロックRBA総裁の記者会見、16:00に英・ILO失業率、英・雇用統計、スウェーデン・消費者物価指数、16:30にスイス・鉱工業生産、16:45に仏・消費者物価指数、17:30に香港・雇用統計、18:30に南ア・雇用統計、英・ベイリーBOE総裁の発言、19:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、22:30に加・消費者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、24:00に米・NAHB住宅価格指数が発表予定となっている。最強通貨となった日本円の伸び率を慎重に見極めたい。