昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは70.6ドルまで約3.2%下落。一方の天然ガスは3.8%上昇し、3.65ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、特に大きく上昇した銅は、前日から3.0%上昇し4.7ドル台まで回復した。
為替市場は、ユーロが欧州時間から米国時間にかけて最強通貨となった。ユーロ円は157.819から160.968まで上昇。時間足20MAに沿っての強いトレンドが発生した。4時間足では上値抵抗帯として位置している200SMA直下までローソク足が伸びており、日足では今月高値を更新した。なお日足RSIが30からの急回復となっているため、欧州時間での値動きに警戒したい。
本日の指標は、8:50に日・国内企業物価指数、16:00に英・第4四半期GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、独・消費者物価指数、16:30にスイス・消費者物価指数、18:00に欧・ECB月例報告、19:00に欧・鉱工業生産、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・30年債入札が発表予定となっている。強さを維持したユーロの米国時間での値動きに注意したい。