昨日は、米国市場が休場となり、金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは74.3ドルまで約1.3%上昇。天然ガスにいたっては約4.9%上昇し、3.77ドルまで伸びた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、価格が伸びたパラジウムは前日から約2.2%上昇。947ドル付近での推移となった。
為替市場は、昨日発表された豪・11月小売売上高が、前月の0.6%から0.8%に改善したにも関わらず、豪ドルが対米ドルで下落した。豪ドル米ドルは0.6216から0.6172まで下落。時間足20MAに上値をレジストされる形で値が落ちた。4時間足では10MAに沿っての下降トレンドが継続しており、日足では2022年10月以来の安値水準を更新した。
本日の指標は、15:45にスイス・失業率、16:00にノルウェー・消費者物価指数、トルコ・労働参加率、トルコ・鉱工業生産、スウェーデン・鉱工業生産、16:30にタイ・外貨準備高、16:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、仏・消費者支出、19:30に印・鉱工業生産、22:30に米・雇用統計、加・雇用統計、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。小売売上高好調も下落した豪ドルの回復性を慎重に見極めたい。