loading
search

最弱通貨となったスイスフランの反発力を静観か

最弱通貨となったスイスフランの反発力を静観か

最弱通貨となったスイスフランの反発力を静観か
2025.01.08
NEW
本日のポイント
  1. 米・FOMC議事録公表
  2. 独・小売売上高

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは74.6ドルまで約1.5%上昇。一方の天然ガスは5.9%もの下落となり、3.47ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく上昇したプラチナは前日から2.4%値を上げ、972ドル付近での推移となった。

為替市場は、スイスフランが欧州時間から米国時間にかけて弱含み、最弱通貨となった。フラン円は他のクロス円が上昇する中、174.875から173.553まで下落した。時間足ではボリンジャーバンド+2σから-2σまでローソク足が低下しており、4時間足ではRSIが70付近から中間地点の50まで下落した。日足では200SMAタッチからの反発が入っているものの、昨年10月からの上値切り下げが崩れていない状況だ。

本日の指標は、16:00に独・製造業受注、独・小売売上高、16:45に仏・貿易収支、19:00に欧・生産者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン住宅ローン申請指数、22:00に米・ウォラーFRB理事の発言、22:15に米・ADP雇用統計、22:30に米・新規失業保険申請件数、24:00に米・卸売在庫、24:30に米・週間原油在庫、26:00に米・週間天然ガス貯蔵量、27:00に米・30年債入札、28:00に米・FOMC議事録公表が発表予定となっている。最弱通貨となったスイスフランの反発力を慎重に見極めたい。

author

著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。