昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを割り込み69.5ドルまで低下。一方の天然ガスは前日から3.5%上昇し3.45ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日から3.28%下落し29.4ドル台まで値を下げた。
為替市場は、本日の英BOE政策金利発表を控えたポンドが対円で下落した。ポンド円は195.763から194.059まで下落。時間足200EMA直下まで急落した。4時間足では200SMAラインまでリテストが入っており、日足では10MAまでの下落が見られている。なお本日のアジア時間では昨日分の下落幅をほぼ相殺している。
本日の指標は、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、16:00に独・GFK消費者信頼感指数、スイス・貿易収支、21:00に英・BOE総裁の政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第3四半期GDP、米・フィラデルフィア連銀景況指数、24:00に米・景気先行指数、米・中古住宅販売件数、24:30に米・週間原油在庫、25:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数が発表予定となっている。円買いにて下落したポンド円の反発力を慎重に見極めたい。