昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを割り込み69.6ドル台まで下落。一方の天然ガスは約4.3%上昇し、3.34ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下落幅の大きかったパラジウムは、前日比マイナス1.58%の936まで低下した。
為替市場は、オセアニア通貨が終日最弱通貨となったことで、NZドルが上昇した日本円に対し下落。NZドル円は89.297から88.167まで低下した。時間足ではボリンジャーバンド+2σから-2σまで低下しており、4時間足では200EMAに跳ね返されて下落した。日足では20MAが上値抵抗帯となり、反落が入っている。
本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売売上高、18:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、19:00に欧・消費者物価指数、20:00に英・CBI企業動向調査、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・住宅着工件数、24:30に米・週間原油在庫、28:00に米・FOMC政策金利と声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。下落幅が大きくなったオセアニア通貨の下値余地に注意したい。