昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは70ドル台を維持しているものの70.2ドルまで低下。天然ガスは約0.46%下落となり、3.21ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したプラチナは、2%上昇し939ドル台まで値を上げた。
為替市場は、昨日発表された加・11月住宅着工件数が、前月の24.0万件から26.2万件に増加し市場予想を上振れたことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は107.818から108.520まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+3σまで値が伸びた。日足ではレジスタンスとなっていた20MAを上抜けているため、米国時間での加ドルの伸びに注目したい。
本日の指標は、16:00に英・失業率、17:30に香港・失業率、18:00に独・IFO景況指数、19:00に独・ZEW景況感調査、欧・貿易収支、21:00にメキシコ・小売売上高、22:30に加・消費者物価指数、加・国債証券取扱高、米・小売売上高、23:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、24:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、27:00に米・20年債入札が発表予定となっている。住宅着工件数好調で上昇した加ドルの上値余地を慎重に静観したい。