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最弱通貨となった日本円が各国指標発表により変化するのか要警戒か

最弱通貨となった日本円が各国指標発表により変化するのか要警戒か

最弱通貨となった日本円が各国指標発表により変化するのか要警戒か
2024.12.12
本日のポイント
  1. 欧・ECB政策金利と声明発表
  2. 米・生産者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは70.4ドルまで約2.2%上昇。天然ガスにいたっては6.3%上昇し、3.42ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく上昇したパラジウムは、前日から3.7%上昇し1,017ドル台での推移となった。

為替市場は、欧州時間から米国時間にかけて日本円が最弱通貨となった。ユーロ円は158.661から160.674まで上昇。時間足200SMA付近まで下落した後に回復した。4時間足ではボリンジャーバンド+2σまで値が上向いており、日足では20MAの抵抗帯を突破するか否かを試している最中だ。本日のECB政策金利にてユーロが円に対し軟化していくのか注意したい。

本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、9:01に英・RICS住宅価格指数、9:30に豪・雇用統計、16:00にトルコ・経常収支、スウェーデン・消費者物価指数、17:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、18:00にスイス・シュレーゲルSNB総裁の記者会見、19:30に印・消費者物価指数、21:00にブラジル・小売売上高、メキシコ・鉱工業生産、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、加・住宅建設許可、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見が予定されている。最弱通貨となった日本円が各国指標発表により変化するのか、方向性に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。