昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは約1.3%上昇し、68.9ドルまで反発。天然ガスは小幅上昇となり、3.19ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したゴールドは前日から0.8%上昇。2,693ドル台で推移した。
為替市場は、本日のCPI発表を控えた米ドルが、対円で上昇した。米ドル円は150.872から152.170まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇トレンドが継続した。4時間足では200EMAの上値抵抗帯を実体足で上抜けている。日足では20MAラインを上抜けるか否かの瀬戸際となっているため、CPI発表にて上下どちらにも動く可能性があることを注意しておきたい。
本日の指標は、8:00に韓・雇用統計、8:50に日・景況判断BSI、日・国内企業物価、16:00に豪・ハウザーRBA副総裁の発言、17:00に南ア・消費者物価指数、20:00に南ア・小売売上高、20:30に印・マネーサプライ、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・消費者物価指数、23:45に加・BOC政策金利と声明発表、24:30に加・マックレムBOC総裁の発言、米・週間原油在庫が発表予定となっている。米CPI発表にて価格水準に変化が生じるのか、米ドルの値動きに警戒したい。