昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは前日から約0.84%上昇し、68.1ドルとなった。一方の天然ガスは約2.1%の下落となり、3.16ドル付近で推移した。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から3.2%上昇し31.9ドル台まで値を上げた。
為替市場は、ポンドが対米ドルで上昇した。ポンド米ドルは1.2717から1.2798まで上昇。時間足75MA付近での反発が入った。4時間足では200SMAの上値抵抗帯をトライしている最中となっており、日足では20MAをサポートラインとしての上昇が継続している最中だ。このままポンドが対米ドルで強含んでいくのか注目したい。
本日の指標は、8:50に日・マネーストック、9:30に豪・NAB企業景況感、10:00にフィリピン・貿易収支、12:30に豪・RBA政策金利と声明発表、13:00にマレーシア・鉱工業生産、13:30に豪・ブロックRBA総裁の記者会見、16:00に独・消費者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計、18:30に南ア・生産者物価指数、21:00にメキシコ・消費者信頼感指数、22:30に米・非農業部門労働生産性指数が発表予定となっている。継続上昇しているポンド米ドルの上値余地をじっくりと静観したい。