先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは67.1ドルまで低下。一方の天然ガスは0.78%上昇し、3.10ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく低下したシルバーは、前日から1.25%下落し30.9ドルまで落ち込んだ。
為替市場は、6日に発表された加・11月雇用統計にて、失業率が前月の6.5%から6.8%に0.3ポイント悪化したことで、加ドルがオセアニア通貨に次いで最弱通貨となった。加ドル円は107.293から105.827まで下落。時間足200SMAに上値を抑えられる形で下落した。日足では今年9月末以来の低価格水準となっているため、米国時間でさらなる下落が生じるのか警戒したい。
本日の指標は、8:50に日・実質GDP2次速報値、日・国際収支、10:30に中・生産者物価指数、12:00にインドネシア・消費者信頼感指数、14:30にスウェーデン・予想価格動向、16:00にノルウェー・生産者物価指数、17:00に台湾・貿易収支、21:00にメキシコ・消費者物価指数、22:30に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、24:00に米・卸売在庫、25:30に米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。加・失業率悪化にて大幅下落となった加ドル円の下伸性に十分警戒したい。