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独IFO景況感鈍化にて上値が重くなったユーロの方向性を注視か

独IFO景況感鈍化にて上値が重くなったユーロの方向性を注視か

独IFO景況感鈍化にて上値が重くなったユーロの方向性を注視か
2024.11.26
本日のポイント
  1. シンガポール・鉱工業生産
  2. 日・企業向けサービス価格指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは69.1ドルまで低下。天然ガスも同様に低下しており、3.4ドル台まで落ち込んでいる。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下落幅が目立ったパラジウムは、前日から2.4%低下し986ドル台での推移となった。

為替市場は、昨日発表された独・11月IFO景況感指数が、前月の86.5から85.7に低下したことで、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は160.989から162.125の間で推移。時間足20MA付近での小動きにとどまった。4時間足では20MAからの低下が見られており、日足でも同様の値動きとなっているため、欧州時間での方向性に注意したい。

本日の指標は、8:50に日・企業向けサービス価格指数、14:00にシンガポール・鉱工業生産、17:30に香港・貿易収支、21:00にブラジル・拡大消費者物価指数、22:05に加・メンデスBOC副総裁の発言、23:00に米・住宅価格指数、米・S&Pケースシラー住宅価格、24:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、米・新築住宅販売件数、27:00に米・5年債入札、28:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。独IFO景況感鈍化にて上値が重くなったユーロの方向性を注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。