先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは71.2ドルまで上昇。一方の天然ガスは7.2%低下し3.28ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したゴールドは5日続騰。2,714ドルを回復した。
為替市場は、22日に発表された米・11月PMI購買担当者景気指数が、コンポジットで前月の54.1から55.3に上昇したことで、米ドルが米国時間で最強通貨となった。米ドル円は153.981から155.012まで小幅に上昇。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間足では75MAが下値支持線として機能しており、日足では20MAサポートにて下値を切り上げている。
本日の指標は、14:00にシンガポール・消費者物価指数、日・景気動向指数、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に台湾・鉱工業生産、18:00に独・IFO景況感指数、19:30に英・ディングラMPC委員の発言、22:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、24:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、26:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・2年債入札が発表予定となっている。PMI好調で上昇した米ドルの上値余地に注目したい。