先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは70.0ドルまで低下。一方の天然ガスは2.81ドルまで上昇している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日比マイナス2.20%の999ドル台での推移となった。
為替市場は、オセアニア通貨が終日最弱となった。豪ドル円は102.267から100.147まで低下。2円以上の下落となった。4時間足ではボリンジャーバンド+2σから-2σまで急降下し、日足では20MA直下まで価格が下落している。このまま豪ドルの軟化が継続するのか、米国時間での方向性に注意したい。
本日の指標は、8:50に日・貿易収支、日・経常収支、日・日銀金融決定会合主要意見公表、14:00に日・景気ウォッチャー調査、14:30にスウェーデン・予想価格動向、16:00にノルウェー・消費者物価指数、トルコ・鉱工業生産、トルコ・失業率、17:00にチェコ・消費者物価指数、21:00にメキシコ・鉱工業生産が発表予定となっている。なお本日は米国の債券市場が休場となるため、米国時間でのボラティリティ拡大に警戒したい。