昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルに乗せ70.5ドルまで反発。一方の天然ガスは3.79%下落し、2.71ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてがマイナスとなり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から2.7%低下し1,115ドル台まで値を下げた。
為替市場は、昨日の日銀金融政策決定会合にて、無担保コール翌日物金利が0.25%程度に据え置かれたにも関わらず、円高基調となった。米ドル円は153.622から151.834まで下落。時間足20MAに上値をレジストされての下落となった。4時間足では75MA近辺まで価格が落ちている一方、日足では10MAが下値支持線として機能している。
本日の指標は、9:00に韓・貿易収支、9:30にインドネシア・製造業PMI、マレーシア・製造業PMI、豪・生産者物価指数、10:45に中・財新製造業PMI、16:00に英・ネーションワイド住宅価格指数、トルコ・製造業PMI、16:30にスイス・消費者物価指数、17:30にスイス・製造業PMI、21:30に米・雇用統計、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、23:00に米・ISM製造業景気指数、米・建設支出が発表予定となっている。BOJ後に円高となった日本円の反発力に注目したい。