昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルにこそ届かなかったものの68.9ドルまで上昇。一方の天然ガスは約2.3%低下し2.8ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは前日から5.2%低下。1,126ドル台まで値を下げた。
為替市場は、昨日発表された豪・第3四半期消費者物価指数が、前年比で前回値の3.8%から2.8%に大幅低下したにも関わらず、豪ドルが対米ドルで強含んだ。豪ドル米ドルは0.6537から0.6596まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では一時的に20MAを上抜けている一方、日足では下降トレンドが継続している最中だ。
本日の指標は、8:00に韓・鉱工業生産、8:50に日・鉱工業生産、日・小売業販売額、日・対外/対内証券投資、9:00にNZ・ANZ企業信頼感、9:30に豪・輸入物価指数、豪・小売売上高、10:30に中国・製造業/サービス業PMI、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、16:00にトルコ・貿易収支、16:45に仏・消費者物価指数、19:00に欧・消費者物価指数、21:00にブラジル・雇用統計、21:30に加・実質GDP、米・PCEデフレータ、米・新規失業保険申請件数、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数が発表予定となっている。豪CPIが大幅低下後の豪ドルの値動きに十分注意したい。