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クロス円の中で弱含んだ豪ドル円が下伸するのか注視か

クロス円の中で弱含んだ豪ドル円が下伸するのか注視か

クロス円の中で弱含んだ豪ドル円が下伸するのか注視か
2024.10.30
本日のポイント
  1. 加・マックレムBOC総裁の発言
  2. 米・第3四半期GDP

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは67.5ドルまで低下。一方の天然ガスは1.9%上昇し2.89ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、大きく上昇したシルバーは、前日から約1.3%値を上げ34.4ドル台へと高騰した。

為替市場は、豪ドルがアジア時間から終日弱含み最弱通貨となった。豪ドル円は他のクロス円が上昇する中で上値が重くなり、100.953から100.278まで下落した。また本日のアジア時間でも豪ドル円は下値更新しており、100.192まで値が落ちている。日足では20MAのサポートラインを下抜けるかの瀬戸際となっているため、月末の値動きに注意したい。

本日の指標は、9:30に豪・消費者物価指数、13:00にタイ・製造業生産指数、14:00に日・消費者態度指数、15:30に仏・実質GDP、17:00にスイス・KOF先行指数、17:55に独・失業率、18:00にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、21:15に米・ADP雇用統計、21:30に米・第3四半期GDP、22:00に独・消費者物価指数、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間原油在庫、29:15に加・マックレムBOC総裁の発言が予定されている。クロス円の中で弱含んだ豪ドル円が下伸するのか注意深く見守りたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。