昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは67.5ドルまで低下。一方の天然ガスは1.9%上昇し2.89ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、大きく上昇したシルバーは、前日から約1.3%値を上げ34.4ドル台へと高騰した。
為替市場は、豪ドルがアジア時間から終日弱含み最弱通貨となった。豪ドル円は他のクロス円が上昇する中で上値が重くなり、100.953から100.278まで下落した。また本日のアジア時間でも豪ドル円は下値更新しており、100.192まで値が落ちている。日足では20MAのサポートラインを下抜けるかの瀬戸際となっているため、月末の値動きに注意したい。
本日の指標は、9:30に豪・消費者物価指数、13:00にタイ・製造業生産指数、14:00に日・消費者態度指数、15:30に仏・実質GDP、17:00にスイス・KOF先行指数、17:55に独・失業率、18:00にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、21:15に米・ADP雇用統計、21:30に米・第3四半期GDP、22:00に独・消費者物価指数、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間原油在庫、29:15に加・マックレムBOC総裁の発言が予定されている。クロス円の中で弱含んだ豪ドル円が下伸するのか注意深く見守りたい。