先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを割り込み68.8ドルまで低下。天然ガスにいたっては4.30%低下し2.25ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅上昇となり、パラジウムは前日から4.07%上昇。1,085ドルまで値を上げた。
為替市場は、欧州時間から米国時間にかけて米国通貨が弱含んだ。加ドルが最弱通貨となり、加ドル円は108.901から108.217まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では20MAのサポートラインを下抜け75MA直下まで低下。日足では1週間以上75MA直下の同水準にて横ばい推移をしている。
本日の指標は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、10:00に中・ローンプライムレート、15:00に独・生産者物価指数、17:00にフィリピン・鉱工業生産、21:15に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、23:00に米・景気先行指数、23:30にトルコ・中央政府債務、24:30に米・6ヶ月債入札、26:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言が予定されている。米国時間にて最弱通貨となった加ドルの反発余地に注目したい。