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英CPI低下で最強通貨となったポンドの下値余地に警戒か

英CPI低下で最強通貨となったポンドの下値余地に警戒か

英CPI低下で最強通貨となったポンドの下値余地に警戒か
2024.10.17
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本日のポイント
  1. 欧・ECB政策金利と声明発表
  2. 米・NAHB住宅市場指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは70.0ドルまで低下。天然ガスにいたっては前日から4.78%下落し、2.37ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、大きく上昇したプラチナは1,013ドル付近で推移している。

為替市場は、昨日発表された英・9月消費者物価指数(CPI)が前年比で前月の2.2%から1.7%に低下し、コアCPIも3.6%から3.2%に下振れたことで、ポンドが指標発表以降最弱通貨となった。ポンド円は195.290から193.697まで約1.5円低下。時間足200SMAを実体足で下抜けた。一方で日足では依然20MAより上位に位置している。

本日の指標は、8:50に日・通関ベース貿易収支、9:30に豪・雇用統計、13:30に日・第3次産業活動指数、18:00に欧・貿易収支、欧・消費者物価指数、20:00にトルコ・TCMB中銀政策金利と声明発表、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に加・国際証券取扱高、米・小売売上高、米・フィラデルフィア連銀景況指数、米・新規失業保険申請件数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・企業在庫、24:00に米・週間原油在庫が発表予定となっている。英CPI低下で最強通貨となったポンドの下値余地に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。