前日の米国通貨は、昨日発表された加・9月消費者物価指数が前年比で前月の2.0%から1.6%に0.4ポイント低下したことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は108.573から107.697まで低下。時間足20MAに上値をレジストされる形で軟化した。4時間足でも同様に20MAより下位で推移しており、日足では20MAが下値サポートとして機能している。
欧州通貨は、昨日発表された欧・10月ZEW景況感指数が、前月の9.3から20.1に大幅改善したにも関わらず、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0916から1.0881まで下落。時間足20MAをまたいでの推移となった。4時間足ではRSIが30付近での低空飛行ながらも下伸しており、日足では200EMA直下での推移となっている。
本日の指標は、8:50に日・機械受注、15:00に英・消費者物価指数、英・小売売上高、英・生産者物価指数、16:00にタイ・政策金利と声明発表、20:00に南ア・小売売上高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・製造業売上高、米・輸入物価指数、27:40に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。上値が重くなったユーロの反発上昇に注目したい。