先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは75.5ドルまで低下。天然ガスにいたっては2.49%下落し2.62ドル付近まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、特に大きく上昇したプラチナは、前日から1.46%上昇し996ドル台での推移となった。
為替市場は、11日に発表された加・9月雇用統計にて、失業率が前月の6.6%から0.1ポイント改善し6.5%となったことで、加ドルが対円で小幅に上昇した。加ドル円は107.955から108.595まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では20MA直下まで値が回復しており、日足では10MAが下値支持線となり反発している。
本日の指標は、9:00にシンガポール・実質GDP、13:30にスウェーデン・予想価格動向、15:30に印・卸売物価指数、スイス・生産者輸入価格、17:00にチェコ・経常収支、21:00に印・消費者物価指数、フィリピン・経常収支、メキシコ・消費者信頼感指数、22:00に露・貿易収支、米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、28:00に米・ウォラーFRB理事の発言、30:00に韓・輸出入物価上昇率が発表予定となっている。加・雇用統計にて失業率が改善し上昇した加ドルの上値余地に注目したい。