昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは75.6ドルまで上昇。天然ガスも同様に上昇し、2.68ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に大きく上昇したパラジウムは前日から2.7%急騰し、1,086ドルまで値を上げた。
為替市場は、昨日発表された米・消費者物価指数(CPI)が前年比で前月の2.5%から2.4%に下振れたものの、食品/エネルギーを除くコア指数が0.1ポイント上振れ3.3%となったにも関わらず、米ドルが対円で下落した。米ドル円は149.5557から148.229まで下落。時間足20MA下位へと移行した。日足では200EMAに上値をレジストされているため、米国時間で上値を突破できるのか注視したい。
本日の指標は、日・マネーストック、13:00にマレーシア・鉱工業生産、15:00に独・消費者物価指数、15:00に英・鉱工業生産、英・製造業生産、英・貿易収支、21:00に印・鉱工業生産、メキシコ・鉱工業生産、21:30に加・住宅建設許可、米・生産者物価指数、加・雇用統計、22:45に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、26:10に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。米CPIにてコア指数が上昇した米ドルの方向性を慎重に静観したい。