loading
search

失業率悪化も対円で上昇したスイスフランの上値余地に警戒か

失業率悪化も対円で上昇したスイスフランの上値余地に警戒か

失業率悪化も対円で上昇したスイスフランの上値余地に警戒か
2024.10.07
本日のポイント
  1. 独・製造業新規受注
  2. タイ・消費者物価指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドル上位を堅持し74.4ドルまで上昇。一方の天然ガスは前日から4.2%下落し2.83ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下げ幅が目立ったプラチナは前日から0.58%低下。1,001ドル台での推移となった。

為替市場は、4日にスイス・9月雇用統計が発表され、季節調整済失業率が前月の2.5%から2.6%に0.1ポイント悪化したにも関わらず、スイスフランが対円で上昇した。フラン円は171.559から173.399まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+2σに沿ってのトレンドとなった。週足ではレジスタンスとなっていた20MAラインを実体足で上抜けている。

本日の指標は、8:50に日・外貨準備高、11:00にNZ・準備資産総額、12:30にタイ・消費者物価指数、14:00に日・景気動向指数、15:00に独・製造業新規受注、独・鉱工業生産、ノルウェー・製造業生産、15:30にハンガリー・貿易収支、16:00にスイス・外貨準備高、18:00に欧・小売売上高、23:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、24:30に米・6ヶ月債入札、26:50に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言が予定されている。失業率悪化も対円で上昇したスイスフランの上値余地に十分警戒したい。

author

著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。