昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは73.8ドルまで上昇。天然ガスも同様に上昇し、2.96ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄は引けにかけ全てが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日比プラス1.60%の32.1ドル付近まで値を上げた。
為替市場は、昨日発表された米・9月ISM非製造業景気指数が前月の51.5から54.9となり市場予想の51.5を上振れたことで、米ドルが対円で往って来いとなった。米ドル円は146.249から147.240の間で推移。時間足20MA直下での方向感に欠ける展開となった。4時間足ではボリンジャーバンド+2σタッチからの反落が入っているため、本日の米雇用統計での米ドルの値動きに警戒したい。
本日の指標は、10:00にフィリピン・消費者物価指数、14:00に印・サービス業PMI、14:00にシンガポール・小売売上高、14:45にスイス・雇用統計、15:45に仏・鉱工業生産、16:55に英・ピルMPC委員の発言、17:30に英・建設業PMI、21:00にメキシコ・雇用統計、21:30に米・雇用統計、22:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、23:30に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、27:00にブラジル・貿易収支が発表予定となっている。米雇用統計にて米ドルの方向性に変化が生じるのか、慎重に注視したい。