昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを回復し70.7ドルまで上昇。天然ガスは小幅上昇し、2.89ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく値を上げたゴールドは、前日から0.86%上昇し2,659ドル付近で推移している。
為替市場は、昨日発表された欧・9月消費者物価指数(HICP)が、前年比で前月の2.2%から1.8%に0.4ポイント低下したことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は160.902から158.374まで低下。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では1度200SMAのレジスタンスを上抜けたものの再び200SMAより下位へと舞い戻ってしまったため、欧州時間でユーロが回復するのか注視したい。
本日の指標は、8:50に日・マネタリーベース、14:00に日・消費者態度指数、15:45に仏・財政収支、18:00に欧・雇用統計、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、21:15に米・ADP雇用者数、22:00に米・ハマック:クリーブランド連銀総裁の発言、23:30に米・週間原油在庫、24:00に米・ボウマンFRB理事の発言、25:00に露・雇用統計、25:15に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言が発表予定となっている。欧HICP低下で軟化しているユーロの動向を慎重に注視したい。