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年初来安値となっている米ドルフランの方向性に要警戒か

年初来安値となっている米ドルフランの方向性に要警戒か

年初来安値となっている米ドルフランの方向性に要警戒か
2024.09.30
本日のポイント
  1. スイス・KOF先行指数
  2. NZ・ANZ企業信頼感

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは68.6ドルまで反発。天然ガスに至っては6.45%反発し、2.92ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、大きく落ち込んだパラジウムは3.15%反落し1,016ドル付近まで値を下げた。

為替市場は、円買い・フラン買い相場となり、スイスフランが上昇した。米ドルフランは0.8492から0.8402まで下落。時間足ボリンジャーバンド-3σまで急落した。月足では2015年1月以来の低水準となっており、現在の価格帯を下抜けると2011年8月の安値水準である0.7099までサポートラインがなくなるため、月末から月初にかけての値動きを十分警戒したい。

本日の指標は、8:50に日・小売業販売額、日・鉱工業生産、9:00にNZ・ANZ企業信頼感、10:30に中・製造業/サービス業PMI、14:00に日・住宅着工件数、15:00に独・小売売上高、英・実質GDP、16:00にスイス・KOF先行指数、タイ・経常収支、21:00に独・消費者物価指数、南ア・貿易収支、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、26:55に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。年初来安値となっている米ドルフランの方向性に十分注意したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。