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急激に進んでいる円高の方向性を注視か

急激に進んでいる円高の方向性を注視か

急激に進んでいる円高の方向性を注視か
2024.09.05
本日のポイント
  1. 欧・小売売上高
  2. 独・製造業受注

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを回復することなく69.3ドルまで下落。天然ガスも同様に下落し、2.13ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、続落したパラジウムは前日から0.80%低下し、928ドルまで値を下げた。

為替市場は、一昨日に引き続いて日本円が最強通貨となった。弱含んだ米ドルに対し円は高騰。米ドル円は145.565から143.185まで約2.3円下落した。日足では20MAがレジスタンスとなりしっかりと反落し下落トレンドが継続している。週足では75MAが上値抵抗帯として位置しているため、米国時間での続落に注意したい。

本日の指標は、8:00に韓・実質GDP、8:30に日・毎日勤労統計、8:50に日・対外/対内証券投資、10:00にフィリピン・消費者物価指数、10:30に豪・貿易収支、12:30にタイ・消費者物価指数、14:00にシンガポール・小売売上高、14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・製造業受注、18:00に欧・小売売上高、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に加・労働生産性、21:30に米・新規失業保険申請件数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・ISM非製造業景気指数が発表予定となっている。急激に進んでいる円高の方向性を慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。