昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅下落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場となった。原油WTIは節目の70ドルを割り込み5.3%低下。69.6ドルとなった。天然ガスは1.2%上昇し、2.19ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から3.3%低下し938ドルとなった。
為替市場は、昨日発表された米・8月ISM製造業景気指数が、前月の46.8から47.2に改善したにも関わらず、米ドルが対円で下落した。米ドル円は147.216から145.119まで低下。時間足20MAP上位から下位へと移行した。日足では20MAタッチからの反落となっており、ダウントレンドが継続している状況だ。
本日の指標は、10:30に豪・実質GDP、10:45に中国・財新PMI、14:00に印・サービス業PMI、16:50に仏・非製造業PMI、16:55に独・非製造業PMI、17:00に仏・サービス製造業PMI、17:30に英・サービス製造業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、19:00に南ア・BER企業信頼感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、21:30に加・国際商品貿易、21:30に米・貿易収支、22:45に加・BOC政策金利と声明発表、23:00に米・JOLTS求人、米・製造業受注、23:30に加・マックレムBPC総裁の記者会見、27:00に米・ベージュブックが発表予定となっている。株安米ドル安となった通貨強弱が指標発表にて変化するのか、慎重に静観したい。