昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは77.1ドルまで約2.3%上昇。一方の天然ガスは2.4%下落し、2.1ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、小反落となったシルバーは前日から0.05%低下し、29.8ドル付近での値動きとなっている。
為替市場は、加ドルが米国時間で上昇し、最強通貨となった。加ドル円は米ドル円同様に上昇。106.219から107.324まで値を上げた。時間足では20MA下位から上位へ移行しており、4時間足では20MAを跨いでの平行推移となっている。日足では20MAに向けての反発基調となっているため、米国時間での加ドルのさらなる上昇に注目したい。
本日の指標は、8:50に日・企業向けサービス価格指数、15:00に独・実質GDP、17:30に香港・貿易収支、21:00にハンガリー・中銀政策金利と声明発表、メキシコ・貿易収支、22:00に米・住宅価格指数、米・S&P/ケースシラー住宅価格、23:00に米・コンファレンスボード消費者信頼感指数、米・リッチモンド連銀製造業指数、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、26:00に米・2年債入札が発表予定となっている。強含んでいる加ドルの上値余地を慎重に注視したい。