先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは75.4ドルまで約3.2%上昇。一方の天然ガスは1.6%下落となり、2.1ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に大きく反発したパラジウムは、前日から3.40%回復し949ドル付近まで値を上げた。
為替市場は、米国時間にかけてNZドルが最強通貨となった。NZドル米ドルは0.6128から0.6236まで上昇。時間足20MAが下値サポートとなり約100pips急騰した。4時間足ではボリンジャーバンド+3σをタッチしており、日足ではRSIが買われすぎサインの70に到達している。このままNZドルが対米ドルで強含むかは、慎重に判断したいところだ。
本日の指標は、14:00にシンガポール・鉱工業生産、日・景気動向調査、16:00にトルコ・設備稼働率、トルコ・景気動向間、17:00に独・IFO景況感指数、21:30に米・耐久財受注、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数が発表予定となっている。米国時間での要人発言は控えていないが、月末に向けての需給による通貨強弱性の変化をしっかりと静観したい。