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対円で上昇している米ドルの米国時間での値動きに注意か

対円で上昇している米ドルの米国時間での値動きに注意か

対円で上昇している米ドルの米国時間での値動きに注意か
2024.08.09
本日のポイント
  1. 中国・生産者物価指数
  2. 独・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは76ドルまで上昇。天然ガスも同様に上昇となり、前日から2.6%値を上げ2.1ドル台まで回復した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から5.1%上昇し910ドルとなった。

為替市場は、昨日発表された米6月卸売在庫が、前月の0.4%からマイナス0.6%となったにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は145.420から147.588まで上昇。時間足20MA上位を回復した。4時間足ではRSIが11から55まで上昇しており、日足では今月に入ってからの下落幅61.8%水準を回復している。

本日の指標は、8:50に日・マネーストック、10:30に中国・生産者物価指数、中国・消費者物価指数、13:00にマレーシア・鉱工業生産、14:30に仏・雇用統計、15:00にノルウェー・消費者物価指数、独・消費者物価指数、16:00にトルコ・鉱工業生産、21:00にメキシコ・鉱工業生産、21:30に加・雇用統計、25:00に露・消費者物価指数、露・実質GDPが発表予定となっている。対円で上昇している米ドルの米国時間での値動きに注意したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。