昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは76ドルまで上昇。天然ガスも同様に上昇となり、前日から2.6%値を上げ2.1ドル台まで回復した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から5.1%上昇し910ドルとなった。
為替市場は、昨日発表された米6月卸売在庫が、前月の0.4%からマイナス0.6%となったにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は145.420から147.588まで上昇。時間足20MA上位を回復した。4時間足ではRSIが11から55まで上昇しており、日足では今月に入ってからの下落幅61.8%水準を回復している。
本日の指標は、8:50に日・マネーストック、10:30に中国・生産者物価指数、中国・消費者物価指数、13:00にマレーシア・鉱工業生産、14:30に仏・雇用統計、15:00にノルウェー・消費者物価指数、独・消費者物価指数、16:00にトルコ・鉱工業生産、21:00にメキシコ・鉱工業生産、21:30に加・雇用統計、25:00に露・消費者物価指数、露・実質GDPが発表予定となっている。対円で上昇している米ドルの米国時間での値動きに注意したい。