昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは75.5ドルまで約3.1%上昇。天然ガスも同様に2.9%上昇し、2.09ドルとなった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落した銅は、前日から0.93%低下し3.95ドル台での推移となった。
為替市場は、日本円とスイスフランが終日売られる形となった。上昇率の大きかったNZドル円は85.585から88.953まで上昇。時間足200SMA直下まで回復した。4時間足では20MA下位から上位へ回帰しており、日足ではRSIが7から30に回復している。このまま円が弱含み上伸していくのか注目したい。
本日の指標は、8:01に英・RICS住宅価格指数、8:50に日・国際収支、日・対外/対内証券投資、11:40に豪・ブロックRBA総裁の発言、13:30に印・中銀政策金利、14:00に日・景気ウォッチャー調査、20:00に南ア・製造業生産、21:30に米・新規失業保険申請件数、23:00に米・卸売在庫、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札、28:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言が予定されている。今月下落幅の半値以上を回復したNZドル円の方向性を慎重に注視したい。