昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは78.6ドルまで3.2%上昇。一方の天然ガスは3.5%低下し2.05ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から3.7%上昇。919ドルまで回復した。
為替市場は、一昨日に引き続いて日本円が最強通貨となった。豪ドル円は100.130から97.195まで低下。時間足20MAに上値をレジストされる形で下伸した。4時間足ではボリンジャーバンド-3σまで到達しており、RSIが23に位置している。日足ではサポートラインとして意識されるかに見えた200SMAを実体足で下抜けている。
本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、韓・貿易収支、9:30にインドネシア・製造業PMI、10:30に豪・貿易収支、16:00にトルコ・製造業PMI、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に香港・小売売上高、17:30に英・製造業PMI、18:00に欧・雇用統計、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、20:30に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、21:30に米・非農業部門労働生産性指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数が発表予定となっている。BOJ金融政策決定会合後から強含んでいるクロス円の下値余地に注目したい。