昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは82.7ドルまで約1.7%上昇。一方の天然ガスは0.5%低下し、2.3ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、大きく上昇したパラジウムは、前日から1.5%上昇し996ドル付近まで値を上げている。
為替市場は、ポンドが米国時間で最強通貨となった。ポンド円は206.081から207.806まで上昇。時間足20MAに沿ってのトレンドが発生した。4時間足ではボリンジャーバンド+3σに到達しており、日足ではRSIが82まで急騰している。2008年8月の高値水準に到達しているため、欧州時間で調整の値動きが入るのか警戒したい。
本日の指標は、8:01に英・RICS住宅価格指数、8:50に日・機械受注、15:00に独・消費者物価指数、英・月次GDP、英・鉱工業生産、英・貿易収支、独・消費者物価指数、20:00に南ア・製造業受注、21:00にブラジル・小売売上高、21:30に米・消費者物価指数、米・新規失業保険申請件数、23:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、26:00に米・30年債入札、翌7:30にNZ・製造業PMIが発表予定となっている。高値を更新し続けているポンド円の調整の値動きに警戒したい。