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1990年以来の高値水準となった豪ドル円の上値余地に要警戒か

1990年以来の高値水準となった豪ドル円の上値余地に要警戒か

1990年以来の高値水準となった豪ドル円の上値余地に要警戒か
2024.07.10
本日のポイント
  1. NZ・RBNZ政策金利と声明発表
  2. 米・卸売在庫

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは81.6ドルまで低下。天然ガスも同様に低下し、2.3ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から3.2%低下し984ドルまで値を下げた。

為替市場は、日本円が米国時間で最弱通貨となった。豪ドル円は108.227から108.762まで上昇。2007年の高値を更新し、1990年以来の高値水準に到達した。時間足では75MAが下値支持線となっており、4時間足では20MAがサポートとして機能している。日足ではRSIが78となっているものの、ボリンジャーバンド+2σでのバンドウォークが継続しているため、欧州時間での上伸性に注意したい。

本日の指標は、8:50に日・国内企業物価、10:30に中・消費者物価指数、11:00にNZ・RBNZ政策金利と声明発表、16:00にトルコ・雇用統計、トルコ・鉱工業生産、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に米・卸売在庫、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、米・パウエルFRB議長の議会証言、23:30に米・週間原油在庫、24:30に英・マンMPC委員の発言、26:00に米・10年債入札、27:30に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。1990年以来の高値水準となった豪ドル円の上値余地に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。