先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは一時80.9ドルまで低下。現在は81.5ドル台で推移している。天然ガスは約3.6%下落し、2.6ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく急騰したパラジウムは、前日から4.9%値を上げ975ドルを回復した。
為替市場は、6月28日に発表された英・第1四半期実質GDPが、前年比で前回の0.2%から0.3%に増加したことで、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は202.559から203.588まで上昇。時間足75MAを一時的に下抜けたものの、すぐに回復した。4時間足では20MAに沿っての上昇が継続しており、日足では10日連続陽線となっている。
本日の指標は、9:30にマレーシア・製造業PMI、10:30に豪・小売売上高、14:00に日・消費者態度指数、15:00に英・ネーションワイド住宅価格、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、21:00に独・消費者物価指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数、28:00に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。10日続伸しているポンド円の上値余地を慎重に静観したい。