前日の米国通貨は、昨日発表された加・5月Ivey購買部協会指数が前月の63.0から52.0に大幅低下したことで、加ドルが対円で往って来いとなった。加ドル円は113.646から114.232の間で推移。時間足20MAをまたいでの推移が見られた。4時間足では200SMA直下に位置しており、日足では20MAよりも下位に位置し、上昇トレンドが崩れかけている。このまま加ドルが対円で下落方向に進むのか、じっくりと静観したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・ECB政策金利発表にて、市場コンセンサス通り0.25%利下げされ4.5%から4.25%となったことで、ユーロが対円で下落した。指標発表直後こそユーロは上昇し170.280まで値を上げたものの、勢力は続かず169.283まで下落。本日のアジア時間では169.121まで低下している。このままユーロが対円で下落するのか、慎重に静観したい。
本日は、8:30に日・全世帯家計調査、12:30にタイ・消費者物価指数、13:30に印・中銀政策金利、14:00に日・景気動向指数、15:00に独・鉱工業生産、独・貿易収支、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、18:00に欧・実質GDP、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:30に米・雇用統計、加・雇用統計、加・設備稼働率、23:00に米・卸売在庫、23:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、25:00に米・クックFRB理事の発言がある予定だ。ECB利下げにて下落したユーロの方向性を慎重に見極めたい。