昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは77.1ドルまで下落。一方の天然ガスは12%以上急騰し、2.9ドルまで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅下落となり、銅は5.9%下落し4.8ドル台まで価格が落ちている。
為替市場は、オセアニア通貨の豪ドルとNZドルの価格強弱性が乖離し、豪ドルが最弱通貨となった。豪ドル円は他のクロス円の下値が底堅い中で失速。104.443から103.484まで下落した。時間足では200SMAを下抜けており、4時間足ではボリンジャーバンド-3σを突き抜けている。日足では辛うじて10MAのサポートラインに支えられているが、欧州時間で下げ止まるかは、慎重に判断したいところだ。
15:00に日・工作機械受注、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、20:30に英・ピルMPC委員の発言、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・シカゴ連銀全米活動指数、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:00に米・新築住宅販売件数、28:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。最弱通貨となった豪ドルの回復性を慎重に静観したい。